■ 補聴器・人工内耳の講演会開催

当・北海道中途難失聴者協会西胆振支部(菅野登一郎支部長)主催による補聴器や人工内耳などに関する講演会が9月25日午後1時半から、室蘭市民会館ホールで開かれました。講師に招かれた北海道大学耳鼻咽喉科の森田真也医師は、約60人の出席者を前に難聴の仕組みから最新の補聴器、人工内耳手術事情を紹介されました。

当支部が平成28年度講演会として、赤い羽根共同募金の助成を受け、開催しました。講演のテーマは「~聴こえる仕組みと補聴器・人工内耳の現状~」。森田医師は、はじめに「聴こえ」の仕組みについて外耳、中耳、内耳の構造図を示しながら、音を大きくすると聴こえる「伝音難聴」と、大きくしても聴こえない「感音難聴」の違いを説明。「補聴器は何回も調整しながら使うもの。ネット通販などでなく、しっかりサポートしてくれる認定補聴器専門店で購入してほしい」などとアドバイスしてくれました。 

また、最近の人工内耳埋め込み手術のビデオを紹介し、費用なども説明。会場には、支部関係者のほか、成人になってから片方の耳が聴こえなくなったという市民や、すでに補聴器を使用している人も訪れ、講演後、人工内耳手術の詳しい内容について森田医師に質問するなど、有意義な講演会となりました。